どうも、グッピーです。
先日のこと、日比谷Festivalにお邪魔しました。
日本で野外ミュージカルを観たのは初めてで、とっても楽しかったです!
両日ともお邪魔したのですが、どの団体にもお友達が出演されていて、私的には贅沢な2日間でした。
今回私がお邪魔したのは日比谷Festivalの中のMusical Next Seeds という企画です。
Musical Awards Tokyoのスピンオフ企画として「日比谷フェスティバル」と連動したクリエイター&オリジナル作品育成プロジェクト「Musical Next Seeds(ミュージカル・ネクスト・シーズ)」を開催する運びとなりました。 このプロジェクトはまだフルサイズで上演された事がないシード作品を発掘して多くの方が触れ→応援し→成長を後押しすることで、フルサイズ上演を目指していただけるようバックアップするための企画です。(公式HPより)
全ての団体様のご紹介は控えますが、お目当てとして伺った二つの団体様をご紹介させていただきます。
1日目
この日は生憎の雨模様で、屋内での開催となりました。 タリータウンの演出家である中原和樹さんと美術を担当されたYoko Ichikawaさん、ヴィオラ奏者の中村詩子さんのメンバーで集合。
観劇前はブランチを楽しむことに。

ヴィーガンメニューを久しぶりにいただきましたがとっても満足できました! なんと贅沢なことに昼下がりにスパークリングワインと共に。 こういう時に、生きててよかったって思います、、
タリータウンメンバーは今でも仲良くて、常にグループチャットが動いてる。 驚くべきことは役者のみならずスタッフさん達も本当にこの作品が好きで みんなが仲良しです。
中原さん、山野さん。再演、いつしますか???
こんなに素敵な投稿を見つけました。 お客様もクリエイターもみんなに愛された作品です。
Aile(エイル)
■脚本・作詞:橋村祐美子
■作曲:横内日菜子
■歌唱者:村上貴亮、山田元、田代明
■演奏者:横内日菜子(Pf)
タリータウンメンバーが勢揃い! なんと華やかなお三方なのでしょう! 皆さん存在感抜群で輝いてた~
お衣装も素敵でクリエイターのセンスを感じました。
3人とも花を纏っていて、山田元さんのフラワーワークだったのかな? 作品にもあっていて綺麗でした。
横内日菜子さんの曲もとっても素敵でした。 私は彼女の豊かでドラマチックな演奏も大好きなんです。
作品紹介
蝶族の国(バタフレア)に住む主人公エイルは、蝶のように美しい羽が生えることを夢見ていた。
しかし、大人になって生えたのは、蛾族(モス)の羽だった。
夢に敗れたエイルは、仲間だったはずのバタフレア族から差別を受け、故郷を追い出されてしまう。
そんな絶望の淵で出逢ったのは、どの種族にも属さずに自由に生きる、リベルテの民たち。
彼らと過ごす中で、エイルの傷ついた心は癒され、希望を取り戻す。
やがて、エイルの羽の模様や色にモスの特徴が現れ始める。
いつしか眠っていた本能が目覚め、モスのリズムで体が勝手に踊り出してしまう!
エイルは差別や偏見を乗り越え、新しい自分を受け入れられるのか!?
登場人物たちの心の成長を描く、大人ファンタジーミュージカル!(公式HPより)
村上貴亮さん演じるエイルは、理想と現実の狭間で苦しむ様子が繊細かつ大胆に表現されていて、心が苦しかった。蝶だと思っていたのに蛾だったなんて、苦しいよね…。
山田元さんの優雅だけれども、異物を排他する感じ、切ないわぁ…。溢れ出す気高さに酔いしれました。
田代明さん、とっても可愛いのよ。お衣装と頭飾りが似合いすぎていて、まさに姫でした。そうだよね、蝶だよね。お歌もキラキラ!
『大人ファンタジーミュージカル』は絵本のような物語で、文面だけ見ると子ども向けのように思えたけど、実際はとても現実的で人間界にもありふれた話に感じました。
※1日目ということもあり、興奮でカメラを使うことすら忘れてました。。くぅ〜涙 でも、しっかりと思い出に刻み込んだぞ☆
2日目
この日は快晴!夏のような1日でした。
こんな晴れた日にお外でミュージカルなんて素敵じゃないの!
The Curious Case of Benjamin Button
■原作:F・スコット・フィッツジェラルド
■脚本:藤井颯太郎
■作詞:蔡忠浩、長谷川寧、藤井颯太郎
■作曲:蔡忠浩
■翻案・演出・振付:長谷川寧
■歌唱者:中井智彦、皆本麻帆、LEI’OH
ベンジャミンバトンといえば、真っ先にこの映画を思い出される方が多いのではないでしょうか。
原作はF・スコット・フィッツジェラルドの名作短編小説『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』。 恥ずかしながら、この映画が原作だと思っておりましたが、小説が元になっているのですね。
原作の著作権が切れているそうで、この映画の他にもウェストエンド他各国でミュージカル化され広く上演されて来たそうです。
作品紹介
過ぎてゆく「時」の中に於いて、私達の人生は短い。
その短い「時」の中で、私達は、何を、どう消費していくのか。
老人の姿で生まれ、年を経る毎に若返って行く男、ベンジャミン・バトンの数奇な運命に満ちた人生を描いた本作。
原作はF・スコット・フィッツジェラルドの名作短編小説『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』。
かつて翻案され広く観客の心を捉えた映画版でもよく知られた本作は、ウェストエンド他各国でもミュージカル化され広く上演されて来た。
今回はそんな本作を改めてアジアから翻案をし届けるプロジェクト。
タイムパフォーマンスの良し悪しに人一倍敏感な現代に、
私達は何に価値を見出し、何に「時」を消費すれば良いのか。
今あなたが価値を感じているものには、本当に価値があるのか。
私達は気付かない内に視野狭窄になっていないだろうか。
中国と日本を皮切りに進む本プロジェクトは、
その「時」について、ベンジャミン・バトンの生涯を通じ向き合っていく。(公式HPより)
お目当ててですか?
もちろん中井智彦さんです!!!
素敵すぎました〜〜〜
圧倒的。久しぶりに中井さんを客席から拝見しましたが 歌うますぎ〜〜〜。しかもほぼ最前列で見れたから歌声を浴びれまくって もう、息するの忘れてました(死ぬよ?)
私の中井さんへの愛はこちらのブログでお楽しみください。
あとあと、髪を下ろしてるのもかっこいいし可愛いしクァws絵drftgyふじこlp(すみません興奮しすぎてバグです)

これ以上熱くなると中井さんに怒られそうなので控えます。
LEI’OHくんはタリータウンでビジュアルを担当されており、絵がとっても上手いのです。 が、歌も上手すぎる。。天才ですか? 難しいラップ調の歌を歌いこなして、可愛いのにかっこよかった。。。

皆本麻帆さん、清涼感がありお美しかった。。 初めて拝見したように思いますが、SIXなどの演目に出演されている実力派の女優さん。 やっぱり美って正義だな。そんな風に思いました。
帰りは、新橋でカレーを食べて帰りました。


充実の2日間。 これが無料ってすごいことだよ!
ただ、少し切なかったことは、思ったよりもお客様が少なかったこと。
このような野外でのミュージカルフェスってNYでは結構頻繁にやっていて、 必ず大混雑するほどなんですね。
日本では、作品ではなく役者を目当てに劇場に足を運ばれる方が多く、 それはもちろん素敵なことだし、 役者である私にとっては、なんとも有難いことなんですが、 作品を見ていただきたいという気持ちが大きいです。
今回の企画も全ての団体さまが素晴らしい作品に取り組まれていて、 見応えも素晴らしかったです。
円安が進み、基本的に輸入作品が多い日本演劇市場でチケット代はますます値上がりし、 お客様の足が劇場から遠くなることも頷けます。
Musical Next Seedsは営利目的ではなく、あくまで作品を発表する機会を団体に与えるものなのでペイはありません。
日本で俳優として生活することは、なかなか難しい時代です。
ただ、演劇は絶対に価値のあるものだし、 どうにかクリエイターや俳優たちの生活が担保されて お客様も今よりももっと舞台を楽しんでいただける文化的な社会が来ないものかなあと、 心の奥底でいつも願っています。
私にできることって豆粒よりも小さいけれど、 それでもできることを続けていきたいな、と思いました。
初めてこちらのイベント参加しました。こんな感動いっぱいのパフォーマンスを、無料で至近距離でいいの?!と思うくらいにありがたかったし楽しかったです。中井さんとても素敵でしたし歌素晴らしくて、お天気も最高で、夢のように楽しい時間でした。
ブログ楽しく興味深く拝読いたしました。私も早い方の回かぶりつきでした笑
土曜日も観たかった!タリータウンの再演お待ちしています!!