こんにちは、ぐっぴーです。
5月18日に長野県の『女性会館しなのき』でミュージカル【LIFE】に出演させて頂きました。 ミス・サイゴン以来の長野での公演。 とっても素敵な経験をさせて頂きました。

今回は長野県長野市に拠点を置く『コミカル』さまという団体の主催公演です。 大学の後輩さんがご縁を繋げてくださいました。

長野に入る前にZoomでの子供たちのディスカッションを拝見したり、 演出のガッキーさんこと石垣清香さんと打ち合わせをいたしました。
子供たちの真剣な眼差しや前のめりに作品に向かう姿勢にあっという間に心を奪われました。
ガッキーさんとも初めましてなのですが、とても柔らかで表現が自由な方ですぐに意気投合。

何かに向き合う姿勢って、その人の本質が見えるというか。
私が大好きな人たちって、みんな同じ目をしているのだと思います。
とても真摯で表現に真面目。 他者の意見を受け入れつつ、自分のアイデアやアイデンティティを余すことなく出す。
みんな一生懸命で、かつ優しいんです。

普段は大人たちと仕事をしていますが、 子供たちも一緒でした。 みんなも同じ目をしていました。

たくさんあります。 私が子供の時、みんなみたいに誰かを受け入れられなかったと思います。
人は皆、違って当然。同じ人なんて一人もいない。
大人になった今は当然のことだけど、 当時の私は、
自分と少しでも違うものを異質なこと、少し怖いものと思っていたかもしれない。
自分自身、人と違うのが嫌でみんなと一緒がいいと思ってた。それが自分を苦しめていたんだけどね。

コミカルの年齢層は幅広くて、小学生から高校生までが参加していました。
それだけ幅が広くても、みんながお互いを尊重し合い、アドバイスをし合う姿に感動しました。

大人になって、仕事をしていくとなかなかそういうわけにもいかないことってどの業界でもあるけど、
それを当たり前にやってのけるみんなに、
人としてのあり方を教わりました。

今回わたしは出演兼、子供たちの指導でも関わりました。みんなに振り付けもさせてもらいました。
みんなのダンス経験は個人差があるけど、基本的には未経験の方が多かったように思います。
私の振り付けもみんな一生懸命踊ってくれて、体と心を精一杯使って表現してくれました。
みんな、私が言ったことをすぐに飲み込んでどんどん上手になる! 今回の公演だけでも成長が凄まじかった!

最近は人にダンスを教えることを自分のライフワークとしているのですが、 基本は大人の皆様にお教えしております。
今回、子供たちには敢えて大人と同じように教えました。
厳しく接するとかではなく、 優しくしすぎるわけでもなく、 みんなと対等な目線で向き合って指導を行いました。
私、やっぱりダンスが大好きなんです。 大好きだから、時に熱くなりすぎたり。
もしかしたら、そんな熱量に子供たちは引いてしまうかな…なんて思ってたのですが、 みんなずっと真剣なんです。
それがどれだけ嬉しかったことか!
表現というツールで年齢や経験は違えど、みんなと通じ合えたことが何より嬉しかったな。


本番にはトラブルは付き物。 みんなとても緊張したと思います。
ただ、幕が開いたら大人たちはただ見守るだけ。
時にハラハラしながらみんなを見ていましたが、 みんな冷静に対処し、
練習通りもしくはそれ以上のパフォーマンスをしてくれました。
ここまで子供たちが真っ直ぐに表現できて、 伸びやかな声を持っているのは、
親御様や紗貴先生をはじめとした講師の方々の愛の証です。
たくさん愛されているから自由に表現できているんだろうなあ。
これからも自分の”好き”を伸ばしつつ、自分のなりたい大人になってほしいな!
規模の大小に関わらず舞台に立つことはもちろん、 これからは教育としてのミュージカル現場にも関わりたいと思いました。
レッスンをはじめ、講演会などのご依頼を受け付けております。
“好き”を伸ばす教育 ぜひ参加させてください!
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また一緒に舞台作ろうね!!
ぐっぴー/樋口祥久